――はぁはぁ……知らなかった……女の体がこんなにも気持ちいいなんて……
チラリと隣を見るとワイの体をしたヒロインが、うっとりとしている。
果てた後だと分かる。
「これが噂の賢者タイムかぁ」
余韻に浸ってる。
ワイって一人でシてる時あんな表情してるのか……キモいな。
それにしても……
こんなキモい顔見てても手が止まらないなんて……
女の体はズルいな。
よく女は男の10倍感じてるなんて言うけど……本当のようだ……
「あ。……イク……」
「ちょっと! 私の顔でそんなセリフ言わないで! 私一人でする時声とか出さない派だから!」
わーわーぎゃーぎゃー言ってくるけどもう無理。
そんなの知らない。
頭が真っ白になる。
来る……クル……うっ……
「しゅごいぃぃ」
よだれを垂らしながら、まだ手が止まらない。
「まってやめて! それ以上したらだめ」
だめって言われても手が止まらない。
触ってるお股がムズムズする。まるでおしっこが出る直前のように……
「ふわ」
思わず口から声がこぼれたかと思ったら、思いっきりお漏らしをしてしまった。
いや、これはおしっこではない。潮だ。
「だから言ったのに」
ワイの体で、両手で顔を覆わないでほしい。
ワイはそんな行動は取らない。
それにしても病みつきになりそうだ。女の体は。
「潮吹き癖になりそう」
まだよだれを垂らしながらワイが言うと、ヒロインが目を輝かせる。
「わかる? あのおしっこをお漏らししているかのような背徳感! たまらないよねー。でも賢者タイムも何とも言えない感覚があるね。ある意味充足感というか」
この女。分かってるな。
そうなのだ。一人でシた後の賢者タイムには、虚しさの他充足感があるのだ。
「スッキリするしな。女の体は疲れがくるな」
ピンクのレースパンツを履きながら言うと、熱い視線を感じた。
ふと見ると、ワイがワイのパンツをガン見している。
「見るなよ」
「私の体とパンツなんだからいいでしょ? だいたいなんで処女の私があんたみたいな男に体の隅々まで知られなきゃいけないの? 感度までバレちゃうし潮吹けることも知られちゃったじゃない」
「んなのワイだって一緒だよ。童貞なのにお前みたいな女に体の隅々まで知られて、感度や賢者タイムまで知られてしまったんだぞ?」
「言っておくけど私はオ〇ニー中に声は出さない派なの!」
「知らねーよ。ワイは出す派だしおかずがないと集中できないタイプなんだよ」
「おかずって、私をおかずにしてたの?」
「自分の体をおかずにするか! 新鮮なこの女体が今はおかずだけどその内慣れてきたらおかずが必要になるな」
「バッカじゃないの? おかずなんてなくても、感度に集中すれば気持ちよくなれるじゃない!」
「オ〇ニーの神髄をまるで分かってないな」
フッ。とドヤ顔してやる。
「し……真髄だと?」
これが漫画かアニメなら背景に、ピカっと雷が描かれていることだろうよ。
「いかに非現実的な妄想をするかが大事なんだよ。現実世界では体験できないようなことを経験できるのが妄想オ〇ニーだ。その妄想に登場する人物は、こんなことならしそうだなと想いを馳せながら果てるのさ」
「キモ」
「なんだと!」
――ガサガサ。
こんなくだらないやり取りを道端で続けていたからだろう。
モンスターが現れてしまった。
そう。ワイたちは道端でオ〇ニーをしたのだ。
●
現れたモンスターはダークホースと呼ばれる馬型のモンスターだ。
脅威度はさほど高くなく、一般的な兵士でも簡単に倒すことができる。
なぜこのような情報をワイが持っているのか。
それは不明だが、それこそが勇者としての知識なのだろう。
さて、それはそれとして。
ワイとヒロインには戦闘能力がない。
あるのは並外れた性欲だけ。
「どうすんのよ」
ややお怒りモードの表情のワイ(ヒロイン)がワイ(ヒロインの体をしている本物のワイ)に言ってくる。
「ワイに聞くな。ワイが強そうに見えるか?」
「とっても可愛く見えるわ。世界一の美女ね」
そう。
こいつはそういうやつだった。
自分のことを世界一の美女だと信じてやまない。
ダークホースは真っ黒い馬だが、見た目と違って動きは遅い。
だから一般兵でも倒すことができる。
それとエロい。
「仕方ない」
ワイはパンツを脱いでダークホースの注意をこちらに向ける。
「何してんのよ!」
「今のワイたちにできるのはこれしかない」
脱ぎたてのピンクパンツを高々と掲げている姿は、実に滑稽だろう。
だがワイは至って真剣だ。
「こっちを向け! エロ馬!」
「ブォ?」
間抜けな鳴き声を上げながらこちらを振り向く。
瞬間、その目が明らかにハートになった。
自分で言うのも変だが、こんな臭そうなパンツのどこがいいんだ?
ワイが男だったら(いや男だけれども今は女なわけで)こんなもんで興奮していたのだろうな。
ほら、あいつ(ヒロイン)もワイの脱いだパンツを目で追ってるし。
ワイは脱ぎたてホカホカパンツを、ゆらゆら揺らしてみた。
するとどうだ。ダークホースとヒロインは全く同じ動きをするではないか!
「本能とは恐ろしいものよ」
そう嘆きながらワイは、ホカホカレースパンティを遠くへ投げた。
ダークホースとヒロインが競うようにそれを追いかける。
ワイはヒロインの腕を掴んでダークホースとは反対側へ無理やり逃げた。
「私のパンツよ? 何してんの?」
息子をおっ立てながら言っても説得力がない。
仕方ない。
「後で手で抜いてやるから我慢しろよ」
「ホント? 約束だからね? 絶対だよ?」
目を輝かせているが、本当は逆なんじゃないかなぁ?
まぁワイも精〇のストックは欲しいしちょうどいいか。
症状が出てから精〇を体内に入れてもいいが、その前に入れておくことで、症状が出るのを抑えることができるのだ。
まぁ気休め程度だけどしないにこしたことはない。
「とりあえず、どこか町か村を探そう」
ちゃんとした場所じゃないと、集中してできないしな。
「やだ」
ん?
「もう我慢できない」
ぬわぁーにをやってるんだこいつは!
野外だぞ? なんで既に脱いでるの? 臨戦態勢じゃん。さっきのモンスター戦でそれくらい勢い出せよ! まぁワイの体だから戦闘能力はないけどさぁ。それくらいやる気を出せっての。
違うヤル気出してどうすんだよ。
「さっき野外でオ〇ニーしたら解放感とドキドキでかなり興奮したの。早く今すぐシて」
こやつ……自分でしごきおった。
さっき出したばっかなのにこんなにもギンギンにさせやがって。
皮被って勃っても5センチくらいしかない短小チンのくせに、妙にエロいじゃねーか。
くそ。この体は男のチ〇ポなら何でもいい体なんだな?
もう濡れてきやがったぜ。
「口でもいいか?」
自分でも驚きだが、ワイのチ〇ポと精〇の味が病みつきになりそうなくらい旨かった。
苦いとか思わなかった。
キモいとは思うがな。
だが欲情してしまえば関係ない。
こうしてワイは人生で初めて、野外でチ〇ポをしゃぶった。しかも自分のを……
