キミだけが知らないストーリー

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キミだけが知らない物語り~第14物語り 暗闇~

高渡は捕まった椎名を助けることも、ヤンキーに何かを言うこともできなかった。「見てろよ?」 ヤンキーがニヤニヤしながら椎名のスカートの裾をゆっくりとめくる。「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」 下着が見えそうになる一瞬手前で高渡は大声を出して走り去った。...
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キミだけが知らない物語り~第13物語り エンジェルウォー~

セチアの中心部は涼しい場所だった。 森の中でもひときわ大きくて高くそびえ立つ木の建物。 敵とカーズローはその中に案内された。「敵様。正直に申しまして、この街道が出来上がったとしても、世界の数十分の一程度行き来が自由になったくらいです」 深々...
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キミだけが知らない物語り~第12物語り ピエロ~

「ミカー様! 平気ですか?」 道化師のお面を被った人類種が声を掛ける。「平気です。堕天使ちゃん……人類種を作品にしているのはあなただけじゃないですよ?」 フフフ。とミカーが不適の笑みを浮かべる。 その周囲には何人もの、道化師のお面を被った人...
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キミだけが知らない物語り~第11物語り 通信~

――繋がった。 高渡は何がどう繋がったのか分からないのに、何かが繋がったことだけははっきりと確信できた。『こんなくそみたいな世界に、何が繋がるんだ?』 自分が感じた不思議な感覚に訝しみながら、高渡は今日の出来事を忘れようと必死になった。「だ...
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キミだけが知らない物語り~第10物語り カーズロー~

月のない夜。 星灯かりもなければ街灯もない。 暗闇の世界とはこのことを言うのだろう。とカーズローは、何も見えない空を見上げながらぼんやりと考えていた。 世界は混沌としていて、人類種は絶滅の危機に立たされている。 その大きな要因は、魔力がない...