shiyu

それでも天使は、名前を呼ばれるまでそばにいた

それでも天使は、名前を呼ばれるまでそばにいた~第2呼称 未熟なネム~

「見て見て! あいつら楽しそうに遊んでるね♠どうやって壊す?」 ネムが噴水広場で遊んでる子供たちを指さしたかと思えば、今度は木陰で休んでる老人を指さした。「こんな朝っぱらからのんびりしてて♠いい身分だね!」 さっきからずっとこの調子だった。...
君だけが俺をユイと呼ぶ

君だけが俺をユイと呼ぶ~第6話 接近~

翌朝は驚くほど普通だった。 昨日のことがあったから、恐る恐る学校へ行った自分がバカらしく思える程だ。 コン。いや、白石は至って普通というか謎めいて人を寄せ付けない相変わらずな人物だった。 逆に俺が気にしすぎてる気がして恥ずかしくなった。「ね...
それでも天使は、名前を呼ばれるまでそばにいた

それでも天使は、名前を呼ばれるまでそばにいた~第1呼称 壊したくなる日常~

「なぁーんでキミと行動を共にしなきゃいけないのかなぁー?」 ネムがムスッとして言う。「ボクこそ。アナタと一緒に行動をするとは思わなかったよ」 プイッ。と、幼女天使――アリエル――はそっぽ向く。 2人ともつい先ほどまで一触即発だったというのに...
それでも天使は、名前を呼ばれるまでそばにいた

それでも天使は、名前を呼ばれるまでそばにいた~プロローグ~

「大天使様! ボクは必ずやこの世界を綺麗で真っ白な世界にしてみせます!」 高揚する気持ちを抑えられないまま、人間世界――現世――に降り立った天使、アリエルは知らない。人間が持つ感情が実に複雑で様々であることを。 人間の悪意を―― ●「イヒヒ...
フラ壊

『クラス最底辺の俺、触れたヒロインの死亡フラグが見えるんだが助けたら世界が壊れそう』 ――助けたいだけなのに、選択肢が残酷すぎる~第35花 書かないと決めた名前~

ノートを開いた瞬間、視界が歪んだ。 ――見えた。 赤い文字。 今まで何度も見てきた、あの“終わりの予兆”。 ページはまだ白い。 なのに、そこに“あるはずの名前”が、はっきりと浮かんでいる。「……嘘だろ」 喉から、掠れた声が漏れた。 俺は、こ...